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2019年01月30日

AR18とM4A1

きょうは比べるシリーズ、アサルトライフル編で
(好評なので続行決定!皆様有難うございました)、
アーマライトつながりでAR-18と、比較用標準機?の
M4A1を。

AR18とM4A1

今回登場するAR-188画像左)はJACのエアガンで、
発射機能を殺した”無可動トイガン”です(WW)。

M4A1(画像右)は前回に引き続きMGC(タイトー)の
モデルガンです。

AR18とM4A1

全景を撮るときはいつもの卓上撮影スタジオ?が使えないので、
色目がちょっと違ってしまいましたが、画像左がAR-18、右がM4A1です。

AR-18はフォールディング式ストックで、このように折りたためば
M4A1(これで一番縮めた位置)より全長は短くなります。

小型、軽量化はアサルトライフルの重要なテーマだと思いますが、
このように様々な”答え”(モデル)が現在もあり、M16は長さも様々、
AR-18でも更にバレルを短くしたSもあり、それぞれに得失が
あるので使い分ける必要もあり、”統一解”は無いのカモ。

AR18とM4A1

AR-15がアーマライトで開発され、その製造権がコルトに
移ってから米軍の制式(M16)となり、改良を重ねてWWⅡ期の
M1~3カービンの後継となるM4の型番を得、そのまた改良版が
M4A1ですね。

一方そのAR-15の.223口径にAR-16(.308)の基本構造を合体?
させたのがAR-18、まあ親戚筋に当たる両者は共にAR-15の
左右分割から上下分割で穴あきに変更されたフォアアームで、
この辺りは反射防止の溝まで”AR-18からフィードバック
されたのか似ちゃってますね。

AR-15で特徴的な三角断面のフォアアームは、構えてみると
なかなか良くできていると思わせられるんですが、評判は
良くなかったのか改良でM4のような円筒断面になり、AR-18も
少し末広がり感?は残るものの上面がこのような形状になってます。

あ、M4A1のフォアアームの凸凹は、補強リブを内側に付けるより
外側に出した方が、滑り止めにもなって一石二鳥!てな具合で
M16の改良型からのアイデア、AR-18ではそこまで考えつかなった?
ですが、一応底に横溝(突起)、となっています。
グリップもM4A1では側面にチェッカー後部にグルーブ、更に
フィンガーチャンネルまで加えられますが,AR-18はスムーズ!
このあたりは、他でも樹脂製ストックの利用が進んで進化していった
部分で、ルーマニアのAKコピーではストックに球状の突起が
付けられてたり、イロイロ面白いです。

フラッシュハイダーはAR-18が先割れ型で、AR-15を踏襲していますが、
これは引っかかりやすい、ということでスリット(バードゲージ)タイプに
変更、その後穴の位置を上下で変えたり、改良が重なられM4A1に
至ります。

あ、バレルも弾薬が強装弾になった関係(強度より重量増?)で太く、
ピッチも(トイガンでは関係ありませんが!)きつくなってます。

AR18とM4A1

レシーバーはプレス鋼板で四角(下部も直線的)のAR-18と
鍛造(最初はキャスト?)のアルミで円筒状+リブのM4とは大きく
違いますね。

どちらも発射ガス利用ですが、AR-18は一般的なピストン式で、
チャージングハンドルもボルトに直付け、と質実剛健です。
このハンドル、ちょっと出っ張って(JACのは折れる!とか)
引っかかりやすいですが、ケースリフレクターとしても機能する
ようで、AR-15がボルトフォアードアシスト、リフレクターを追加
しなければならなかったことを考えると、シンプルかつセンスある
デザインではないかと。

アッパーとロアーは前部のヒンジを中心に開く構造は同じですが、
ここもAR-15ではボルト不完全閉鎖時に開けない!のをAR-18
では解消、しかもストックに機構を納める必要が無いので
フォールディングも可能にしており、同じ会社でも後の不具合を
予見したかのような改良(褒め過ぎ?)です。

AR-18は工業技術力が低い国での生産も考えられた、そうですが、
実際作ってみると日本製は優秀だったのにイギリス製は粗悪品に
なっちゃった!ようで、まあこれは技術というより”丁寧さ”だったの
カモ!ですが、中南米あたりで作ったらエライ事になったんじゃ、
です。

あ、形状はともかく、どちらも他ではあまりないヒンジ式の
エジェクションポートカバーを備えてます。
このヒンジ式カバーはアサルトライフルの始祖とも言われるStg44
が付けていたもので、同時期に米軍のM3グリースガンも採用
しており、AR-15では”付けるられるべくして付いた”装備かも。

AKではコレが上下動してセフティを兼ね、視覚的にもわかりやすい
のですが、M16系のほうが、親指操作で発射(カバーはボルトが
動くと開く)できるので素早いと思います。

リアサイトをキャリングハンドルと一体化する、というAR-15の
独創的アイデアは、結局サイトシステムをレイルマウント化
(共通規格で交換可能)するために別体になっちゃいます。

AR-18は、キャリングハンドルはあっさり止め、これまた独自の
スコープマウントベースを溶接しており、サイトシステムは
アサルトライフルの最も変遷が大きい部分のひとつ、ですね。

AR18とM4A1

あ、画像に一部お見苦しい点があります(猫毛が付いてる!)が、
アイアンサイトはどちらも米国伝統のゴーストリング(ピープ)式
です。

両横に保護板を設け、穴の大きさはL字状のサイト自体を切り替え、
左右はノブを回して調整、というところまでは同じですが、M4A1
ではM16で排していた上下の調整もリアサイトに盛り込んでいます。

AR18とM4A1

AR-18で特徴的なのがストックの薄さ!
これはフォールディング式なのでかさばる横幅を抑えたかった、
というところなのでは、で、テレスコピックのM4A1は上下方向が
ちょっと小さいものの、幅はこのように倍くらいあります。

AR-18はアーマライト社でもアーサー・ミラーや社長のジョージ・サリバン
が開発したようで、これはユージン・ストーナーが在籍していた時期に
開発されたAR-16も同様カモ、実はストーナーとサリバンはアルミの
アルターを持つ軽量バレルを巡ってAR-15のときにモメたらしく
(ストーナーが反対したのに採用して米軍トライアルに落ちた)、
しかもAR-15の権利をコルトに売却したため、ストーナーのアイデアが
使えなくなった、という事態に陥ってストーナーはアーマライトを辞め、
アーマライト社もAR-18(AR-180)を最後に一度解体(その後復活
しますが)されちゃいます。

ただストーナーがその後キャデラック・ゲージに移って作った
ストーナー63はプレス鋼板多用、しかもアーマライトから
ジェームス・L・サリバンも一緒に移った、って、このサリバンって
社長の親族?ともかくジェ-ムスさんも後にスタームルガーMini14
を開発するなど、コレマタ全く違うタイプ(製法も構造も)の
アサルトライフルに関わる、と1950~1960年代のアーマライトは
庵野、山賀、赤井、矢野、島本、士郎(敬称略)らが集まった
大阪芸大のような(おいおい!)、あれ、今回話が長すぎる?!
ともかくアーマライトはその後米国のアサルトライフルに
関わる人材を輩出、まあこれもAR-15が制式を得たから、
かもですが。




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この記事へのコメント
ガス圧利用作動方式での、通常のシリンダー&ピストン式と、
ガスチューブ式(ダイレクトインピグシメント)の違いについて、
以前2つの動画を見た事が有ります。

1つはM16とAK47(と言っても何処かの密造銃なのかも?)の比較で、
射撃をスローモーションで写した動画です。
AK47の方は発射の度にバレルが上下にシナル!シナル!、ブレるったらありゃしない!。
とてもじゃないが、あれじゃ良好な命中精度は期待出来無い!。
対してM16は殆どブレません!。

もう一つの動画は独HKがM16を、通常のシリンダー&ピストン式に改造した物との比較。
問題は、特殊部隊での使用を考慮したテストで、水中から銃を出した途端に発射した場合。
HKの物は問題無く発射可能でしたが、M16は発射の途端バラバラに吹っ飛びました!。
これはガスチューブの中にまで入った水が、大きな抵抗・・・所謂ウォーターハンマー現象を起こした為だと思われます。
Posted by ご意見有用 at 2019年01月31日 17:33
ご意見有用様こんばんは。
>AK47の方は発射の度にバレルが上下にシナル
AKは精度は二の次、ですし、レシーバーが削り出しで重い分、バレルは強度上必要な厚さにして軽量化の方を優先してるのかも、ですね。
ロシアもドラグノフとか作ってるので、ヘビーバレルと精度の関係なんかは研究してそうですが、
RPKとかは太いのかな?
日本の中央工業は厚さと精度の研究をかなりやtった、とかどこかで聞いたような、ですが。

>M16は発射の途端バラバラ
さすがにストーナーさんも”厳しすぎる条件”だと言いそうですが、ガスピストン式でも中途半端に精度が高いとマズいんじゃ、ですね。
HKは水に漬ける試験の前に連続射撃時の精度を(笑)。
まあ”要求性能”をどこまでに設定するか、は採用する側の問題でもあるんですが、
ユーザーは我儘ですし、メーカーも難しいところでしょうね。
Posted by 紅い猫RRⅢ紅い猫RRⅢ at 2019年01月31日 22:48
一概にには言えませんが、総じてガス圧利用作動方式の命中精度が悪いのは、
ガスシリンダー&ピストンの位置に原因が有ると思えます。

AK系等の一般的な方式では、ガスシリンダー&ピストンの位置が、
バレルガスポートの直上か直下に有りますね。
その為発砲作動させると、ピストンはロッドを通じてボルトを後方に押しますが、
逆にシリンダーは作用反作用で前方に力を受けます。
しかしシリンダーバレルに固定されてますから、其の力は結果的に、
シリンダーが付いている側とは反対側に、バレルを曲げようとする応力に成ります。
これがバレルをシナらせたりブレさせたりする原因で、命中精度を悪化させるのだと思います。
Posted by ご意見有用 at 2019年02月01日 15:36
追伸

事実米軍ではM16が制式と成る前の、ガス圧利用作動で一般的なシリンダー&ピストン方式のM14を改良して、
狙撃銃にしようとしましたが、上記の原因の為なのか命中精度の点で、狙撃銃としては使い物に成ら無いと判断し、結局はレミントン系のボルトアクションに変更しました。

一般的なガスシリンダー&ピストン方式では、作動の度にバレルを曲げようとする応力が発生するので、
例えフルフローティング化しても、命中精度の向上はあまり望め無いでしょう。
ところが例外的にM16系だけはガスチューブ式で、ボルトキャリアー自体がシリンダーで、
ボルト自体がピストンと成った構造なので、バレルに変な応力が掛からず、
良好な命中精度なのです。

一般的なガス圧利用作動のシリンダー&ピストン方式は、命中精度に拘ら無い機関銃等ではいざ知らず、
自動式狙撃銃には全く向いていませんね。
Posted by ご意見有用 at 2019年02月01日 15:59
ご意見有用様こんばんは。
>総じてガス圧利用作動方式の命中精度が悪い
というか、自動装てん式は連射速度を追求して開発されてきたもので、
M16もガスピストンを排して軽量化したくてリュングマン方式を採用していたんじゃあ、です。

ところが、ローラーロッキングでフリーフローティングバレル、というG3が出てきて、
アサルトライフルにも精度競争が持ち込まれ、信頼性でガスピストンに敗れるかと思われた
リュングマンに意外や”高精度化の可能性”がでてきちゃった、というところかも。

そうなると自国の制式ライフル好き、カスタム大好きのアメリカン、
どんどんM16の精度追及を進めて今やローラーロッキングよりリュングマン、
なのかもです。
Posted by 紅い猫RRⅢ紅い猫RRⅢ at 2019年02月01日 22:52
 
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