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2020年02月23日

「桜田門外ノ変」~黒沢

きょうは映画の登場キャラ使用銃ネタで、
2010年の邦画「桜田門外ノ変」から
平塚真介演じる黒沢(澤)忠三郎の拳銃を。

「桜田門外ノ変」~黒沢

舞台は幕末、安政7年3月3日(1860年3月24日)、
季節外れの大雪が積もる朝、時の大老井伊直弼を
暗殺すべく元水戸藩士と薩摩藩士が、というトコロ
なんですが、この映画ではむしろ事変のその後、
のほうに重点がおかれていますね。

「桜田門外ノ変」~黒沢

事変に使われた拳銃は、この映画では5挺で、そのうち
最初に発砲した黒沢の銃弾が井伊直弼の下半身に命中、
身動きできなくした、とされている様子が描かれます。

このとき使用された拳銃は、水戸藩南満郡奉行の金子孫二郎
から提供された、とされており、たぶんこのCAWコルトM1851
ネービーが使われています。

映画では事変の発砲シーンだけでなく、主人公関鉄之介が
事変後逃亡中もこの拳銃を持ち歩き、分解して手入れする
様子も描かれています。

あ、このカテ前回(「アーリーレインズ」)ではドラグーン
トリガーガード(TG)のまま、でしたが、今回、プロトの
フレームに2ndのバレルを組み、ラウンドTG仕様にして
みました(って、確か4thも手持ちがあるハズ、なんですが、
捜索より手っ取り早く創作?)。

「桜田門外ノ変」~黒沢

元のプロト(画像左)と2nd(画像右)。

近年の研究では、このとき使われたのは水戸藩でコピーした
国産品ではないか、とのことで、現在、森五六郎(使用)と
箱書きされた桜の彫刻入りの実物が大阪のコレクターの
手元にあるとか。

このコピー品(がホントに幕末期のモノ、かはまだ?かも
ですが)はTGがコルトより丸っこく、コルトの超平滑かつ
しっかり面の出た高度な仕上げには、ですが、当時の日本が
かなりの製造技術を有したことが伺えます。

「桜田門外ノ変」~黒沢

映画では、桜田門外の変は安政の大獄に反発した単なる
暗殺事件ではなく、開国と主権(天皇と幕府の関係だけでなく
無名藩士が政治にモノ申すという点では民主主義)をめぐる
大規模なクーデターの第一歩であり、彼ら水戸の者たちが
その後の大政奉還、日本の欧米列強支配を免れる
大きな時代の転換点となった、とされています。

ここまで持ち上げられるとさすがに桜田十八烈士も
気恥ずかしくなるんじゃ、で、物事には両面の見方がある、
というコトをお含み頂いたうえで、まあ是非一度。


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この記事へのコメント
以前国立科学博物館の企画展示の幕末維新の科学技術をまとめたもので、ペリーから将軍に献上されたものにM1851があったことを知りました。
浦賀来航が1853年ですから掛け値なしに最新式です。
それを早速コピーしたのですから立派なものです。
ライフリングは入れられなかった説もあるようですが。
あるイベントでCAWがB品を販売してたので、M1851は持っております。
Posted by 都内在住 at 2020年02月23日 14:42
都内在住様こんばんは。
>それを早速コピー
単なるコピーにとどまらず、「純銀,紫檀が使われ、桜の花びらの文様が彫られ、
彫工、鎌田壽次の銘がある他、製作者名として中澤晃敬が刻まれている」
そうで。
制作、彫刻が同時期か、本当に幕末期のものかには
疑問もありますが、桜の模様が日本らしいですね。
Posted by 紅い猫RRⅢ紅い猫RRⅢ at 2020年02月23日 23:36
紅い猫RRⅢ 様
大阪のコレクターさんとはあの鑑定士さん?
ペリーのプレゼントを早速コピーしたものが 「桜田門外の変に使われた」 というのは少しムリがあります。 鍛造鋼材を切削加工する工作機械が日本に導入されたのは 横須賀に造船所が造られてからです。 火縄銃の技術には精密切削加工はありません。 コルト社でさえ設立時は 工場も工作機械もなく ホイットニー社が全て下請けで製造しており、ドラグーンまでは外注品です。 日米修好条約批准の小栗使節団が 大量の武器や工業製品を持ち帰ったのは 桜田事件と同じ時期でした。 そこで事件で使われた銃はそれ以前に各藩が独自に輸入したものとおもいます。 その後坂本龍馬などは メタルカートのNo2を手にしており、パーカッションはすぐに旧式となり装飾をされてお宝になったのでしょうね。
Posted by ないとあい at 2020年02月24日 03:38
ないとあい様こんにちは。
>ペリーのプレゼントを早速コピー
水戸藩には反射炉もあり、水車利用のボーリング(砲の穴開け)マシンもあったそうで、
桜模様のコピー品が鋼ではなく鉄(炭素が少ない)なら、
これくらい作れたかも?です。
ただ、ラマーの溝とか、フライスっぽいんですよね。

彫りの鎌田壽次はこの時期に活躍したそうなんですが。

まあ来歴も一度米国に行っており、確かなトコロはわからないですね。

でも、分解して各部の写真を公開してくれれば、
ある程度製造法の推測は付く(つまり幕末期のものか
そうでないかわかる)かも、なんですが。
Posted by 紅い猫RRⅢ紅い猫RRⅢ at 2020年02月24日 12:53
幕末、特にペリー来航当時の日本の、鉄砲鍛冶や金属加工職人の技術レベルでも、
ある程度の・・・少なくとも実用に耐え得る、パーカッション式拳銃のコピーを、
製造する事は可能だったでしょう!。

しかしコピー可能だったとしても、都内在住さんが仰る様に、
ライフリングが無く!、果てはTG&BS等の小ネジまで!、
一つ一つの部品を手造りし!、同じモデルを何丁もコピーしたとしても、
其々部品の互換が出来無い!、正に「ワンオフ」と言える、
カスタム品に近かったのでしょう。
ないとあいさんが仰る様に、大量生産を前提とした、
機械加工に拠る製品では無かった!のは、ほぼ間違い無いと思います。

佐賀や薩摩みたいに、一部には相当な技術を持っていた藩も有りましたが、
まだまだ手造りの域から脱してい無い、当時の技術レベルでは、
ライフリングは愚か規格品のネジを製造する事など、
殆ど無理!だと思いますよ!。

マァ!当時のコピー拳銃は言うなれば、昔のGun誌の記事に有った、
パキスタンとかフィリピンとかの片田舎で、
一丁一丁手造りされる様な密造銃!程度に過ぎ無いと思いますね。

因みに日本でネジの規格が叫ばれる様に成った先鞭は、
小栗上野介がアメリカから持ち帰った、規格統一された小ネジです!。
Posted by ご意見有用 at 2020年02月24日 14:39
ご意見有用様こんばんは。
>ライフリングが無く
それがくだんのコピー品にはライフリングもあったらしい
(画像を探しましたが見つからず)です。

そして、5挺揃えた、ということは相互の調整はしていても、
たぶん同型をある程度の数作っていたらしく、ホントに
コレが幕末期に作られていたなら、水戸藩の工業力は
かなりのもの、ということになります。

ちなみに”世界の片隅で”作られている密造銃、
アフガンのカブールなんか”手動”でライフリングを切り、
エンフィールドリボルバーなんかを”量産”してますね。

自分でもマドセンのストックヒンジなんか”ヤスリで成形”しましたが、
工作機械が早いからといって、M1851なんかは
人力でもかなりの部分ができないことはない(むしろプレス鋼板や線バネのほうがイチから手作り
するとなると大変)かと。
Posted by 紅い猫RRⅢ紅い猫RRⅢ at 2020年02月24日 20:13
 
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