プロフィール
紅い猫RRⅢ
紅い猫RRⅢ
Akaineko RRⅢ
アクセスカウンタ
< 2021年07月 >
S M T W T F S
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 8人
過去記事
オーナーへメッセージ

2021年07月02日

ナガンとイロイロ

きょうはHWS ナガンリボルバー入手記念?で、
19世紀末~20世紀初頭のDA(ダブルアクション)
リボルバー比較編を。



えーっと、リボルバーではパーカッション式の時代から
(もっというとリボルバー前の多銃身ペッパーボックスとか
もそう)DAは採用され、現代のDAオートにまでつながる、
かな?



ともかく、過去画像ですが左からアダムス(デニックス)、
ペッパーボックス(これもデニックス)、コルトM1877
ライトニング(頑住吉ガレキ)です。

アダムスもペッパーボックスもキャップ&ボール式ですが、
ライトニングはカート式で、コルトは創業者コルト氏の意向も
あって、DA化は遅くなりました。

英国ではコルトM1851ネービーからDAのアダムスに制式が
変わるなど、欧州ではDAの導入に熱心で、ナガン(設計は
ベルギー)だけでなく、二六式のルーツ?仏Fagnusの他、
スイスやオーストリアなど、各国でDAリボルバーが競作?
特許もたくさん取られ、コルトなどはそのせいもあって
出遅れたのカモ。

更に特許を避けるためか、このM1877なんか現在レプリカも
作られない(このキットもメカは大幅に変更)くらい、苦しい
メカになってます。



さてここから本日のメイン、ナガンですね。
画像左から、M1877、ナガンM1895(HWS)、二六式
(これもHWS)です。

ナガンはライトニングの20年近く後、ですが、同じソリッド
フレームで、一発づつエジェクターロッドで押し出す形式です。

一方同時代の二六式は中折れ式で、現代のスイングアウト式
より簡単で早い!(一方強度的に強装弾に向かない)。

ガスシール(カートがバレルに入り込む)式の斬新な機構の
わりに、ですが、ナガンは以前から作っていたモノを改良し
このM1895に仕立てたため、装填方式は無難に従来通りと
したような、ですね。

他方コルトは1895年ニューポケット、翌年ニューポリスと
スイングアウト式DAリボルバーを発表、これがポリスポジティブ
に進化、またアーミースペシャル、オフィシャルポリスへと続く
一連のシリーズもこのあと始まっています。



三種のエジェクト状態(M1877とM1895はローディンゲートを
開いた状態、二六式は中折れ(ブレイク)状態)。



今度は分解状態で、ここからM1877に替え、コルトはタナカの
モデルガンでサイドプレート式のポリスポジティブを
(画像左から、ポリスポジティブ、M1895、二六式)。

分解も二六式は工具不要の2ステップ(トリガーガードを
下げ、サイドプレートを持ち上げるだけ!)で非常に良く出来て
いますが、元々参考にした欧州メーカーの構造がこうだったから
カモ。

ナガンもネジ一本でサイドプレートが外れ、メカはフレーム側で
完結(サイドプレートに付いてこない)してます。

コルトはネジ2本(S&Wは3~4本)でまだマシかも、ですが、
ラッチが付いてきて組み込みはちょっと面倒です。

これら3種(と下のエンフィールドも)共にV字(松葉)状の
メインスプリングが使われており、ナガンはこの前作あたりでは
トリガーも専用松葉バネ、とこの時代ナゼか大流行してました。

コルトはこのあとも長く松葉状バネですが、S&Wなんか
折れ曲がり無しの単純なバネ板とコイル式になります。

このへんはバネ材の量産、供給が関係してくるのですが、
ナガンもシリンダーの前後動にはコイル式を採用しています。

あ、メインSPがかかるところは、ナガンだけが直接式で、
他はハンマーにスイングするパーツ、トリガーはリバウンド機能
とハンドにテンションをかけるレバーを介しています。

ハンマー、トリガーとそのバネなど、共通メカのなかナガンは
シリンダー前進機構をココに挟み込んでおり、まあドコも
複雑(多機能パーツが多い)メカですが、これも入力が
トリガーのみ!というトコロ、大きさの制約に加え、バネも
そうですが当時の製造法(冷間鍛造やプレス打ち抜き加工、
鋼材の鋳造はまだ確立されてなかった)も、ですね。

コルトはこのレバーがボルト(シリンダーストップ)も制御する
のですが、以前のM1877ではストップもシリンダー後方で
行う苦しいメカでした。

M1895も、トリガーがストップさせローディングゲート
(とその軸)が側面と後方からシリンダーの逆転を止める、
というややこしい形式です。

二六式はトリガーを引き切った時ソレでストップさせるだけ、
という思い切った?構造で、シリンダーが回ってしまう事態は
想定外!のようです(そうそう、モデルガンでは、シリンダー
ストップノッチを後加工で成形してるよーな、です)。



オマケ?のエンフィールド(これも過去画像ですが)。
シリンダーストップは現代S&Wと同じくトリガーで制御しますが
リバウンドレバーは上の2つのDAリボルバー共通です。

トイガンでも、それぞれ他社の構造を良く研究してコピーと
オリジナルメカを組み合わせ、リボルバーが進化していった
様子が伺え(ちなみに戦後リボでも更にどんどん変わる)、
とっても楽しい!

くだんの松葉状バネも含め、古い構造の再現には苦労も
あるでしょうが、メーカーさんの努力でこのような比較が
できる事に感謝!!ですね。  

Posted by 紅い猫RRⅢ at 19:19Comments(0)比べてみました