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2020年06月28日

S&W ミリタリー&ポリス

きょうはセレーション探求の旅?で、
リボルバーにセレーションが使われ始めたのは
いつか??を考える回を。



えー、リボルバー(回転式拳銃)は19世紀から
連発式けん銃の花形、として大流行したんですが、
コルトのパーカッション式などを見てみると、
どうもハンマーなどの滑り止めはチェッカーばかり、
のようで、”指がかり”としてセレーションが使われ始める
のは20世紀になってから、なんじゃあ、です。



今回引っ張り出してきたS&Wのミリタリー&ポリスは
モデル1905とも言われる20世紀初頭の型(画像は
HWSのモデルガン 2インチモデル)、なんですが、
トリガーにセレーションが入っています。



しかし、海外の実物画像を見ると、モデル1905でも当初は
スムーズトリガーで、第二次大戦前にセレーションが
入るようになったんじゃあ、です。



トリガーは単一のアールではなく、上部が膨らむような
形状ですが、どうやってそれに沿って溝を入れたのか?

こればっかりは当時の職人の証言とか、工場の写真でも
出て来ないと分からないカモ、ですが、
一つの仮説は”倣い加工”で、曲線を描きながら動く
(たぶん当時は専用)機械を使い、これまた専用の
複数の溝を一度に削る回転工具(刃)で切ったかと。

もうひとつは、”転造”です。
これは溝形の工具を部品に押し付け、その溝を
転写する方法で、現在では”ねじ”の溝成形によく
用いられています。

トリガーのセレーションは、指が切れるほど鋭くない
ように加工されているので、転造が有力かな、と
思いますが、すると溝の前に主要部品も(こちらは
熱間の鍛造ですが)型成形になってから、でしょうね。

リボルバーは戦後、上部の反射防止にグリップ部の
滑り止め、更にラッチにも、と広くセレーション(グルーブ)
が使われますが、どうも最初はこのトリガーあたりから、
かと思ってるんですが。  

Posted by 紅い猫RRⅢ at 12:12Comments(6)セレーション

2020年06月12日

セブロM-5

きょうはセレーション特集第3回、
今回は未来からセブロ M-5を。



セブロ M-5は士郎正宗原作のTVアニメ「攻殻機動隊S.A.C.」
シリーズに登場する架空銃で、ロータリーバレル式の閉鎖機構、
5.45×18mm弾を19発!も装填できるマガジンを備え、
公安9課の制式装備、という設定です。

セブロはこのM-5以外にアサルトライフルなども手掛ける総合
銃器メーカーで、「アップルシード」など同じ原作者の他作品
にも製品が登場するようです。



SF銃らしく?曲線が多用されたグリップ、大きく伸ばされた
トリガーガードなどが目立ちますが、セレーションも3つの円形!
という実銃では見かけないスタイルです(画像は大日本技研の
ガレキ)。



この拳銃の起源?については以前別ブログで考察している
のですが、Cz75、ベレッタ クーガー、ベクターCP1、ワルサー
P99、FN 5-7など、多くの要素をミックスさせてるカンジですね。



実在(をコピーしたトイガン)のベクターCP1。
グリップ周りは少し似てますが、全体に丸っこく、
マガジンキャッチやリアサイトなど、コチラの方が未来的かも、
というくらい前衛的!

しかしセレーション自体は斜めに入っているものの直線の
彫り込みで、やはりM-5のドット柄に”未来感”では負けてる
カモ。



最後に現代のコンパクトオート、SIG P228(画像 左)と。
P228は特に目新しい要素のない無難な製品かも、ですが、
長いフィンガーレストをトリガーガードに付け、スライドに
円形のセレーションを入れたら、”未来銃”になりそうです。

逆に、M-5のトリガーガードを切り詰め、普通のセレーション
を切ったら、全く未来を感じない”無国籍”オートになるんじゃあ、
ですよね。

近年、変わったセレーションを施すメーカーが増えていますが、
それは、機能よりもこのM-5のように”目新しさ”を求めている
ような、で、もしかするとこの”ドット調”デザインも、もうすぐ
製品化されてくるかも!  

Posted by 紅い猫RRⅢ at 19:19Comments(0)セレーション

2020年05月31日

ボーチャード

きょうはセレーション研究会その2、で、
自動装てん式の始祖、ボーチャードピストルを。



えーっと、工作技術の進化と相まって銃は連発、
自動化してゆくんですが、初期の工業生産品である
コルトなどのリボルバーでは、滑り止めはどうやら手彫り
のチェッカーが使われ、一方方向に溝が並ぶ、という
形式はどうもこの自動装てん式あたりからなんじゃ?
です。



ボーチャードは1893年の開発で、そのあとのルガーP08も
手工業的な職人の手作業が多かったようなので、当然
自動機で勝手に溝切ったり、はできませんが、どうもこの頃
送りは手動で、汎用フライスも未だでしょうが機械で溝を彫る、
という工程をやり始めたんじゃ、です。

トップカットのセフティ(マガジンキャッチ後方のパーツ)には、
等間隔で深く垂直な溝が切られており、これは正に”セレーション”
ですよね!
(画像はHWSのモデルガン)。



しかしマガジンキャッチの方はチェッカーで、これはしばらく
”伝統”になったのか、作りやすい(曲面ではない)せいか
他機種でもしばらくチェッカーだったりします。



何より後に”セレーション”が主流になる機関部のコッキングは、
横に張り出した球状のハンドルを使うという、、、

まあ後世の”答え”を知ってるからアレですが、でもライフルでは
ボルトハンドルが付くのはまだ普通、自動式でもコッキングピースは
ハンドル張り出してる機種が結構いますよね
(あ、1893年以前でセレーションが使われている銃の情報が
有りましたらご一報宜しく、です)。  

Posted by 紅い猫RRⅢ at 12:12Comments(2)セレーション

2020年05月22日

キンバー LAPD SIS

皆様こんばんは。
きょうは新企画(カテゴリー)で、”セレーション”
特集の第一回を。



まず、セレーション(セレイション serration)について、
なんですが、辞書だと「鋸歯状(きょしじょう)のこと」
とされており、切削工具の刃先や動力を伝達する軸と
フランジの溝などが例示されています。

ナイフでは波打ったような(アールをつなげた)刃の形状を
セレーションと呼んでたりしますね。

ガン関係では、まず自動装てん式けん銃のスライドを
引く部分の溝を指すのでは、ですね。

これは初期(今も続いているものも、ですが)には正に
鋸歯状断面の溝を彫っていたこと、溝と直交する
方向に”滑らない”ための加工、ということでセレーション
と呼ばれだしたのかも、です。

同じ溝(グルーブ)でも、軸に旋盤で入れる(鋸状でない)
ものなどは、回転方向のすべり防止にはならないので
セレーションとは呼ばないんじゃ、です。

ただ、スライド以外でも各種レバー類で指が滑らないよう
切ってある溝は、やはりセレーションかと(ココで扱う予定)。



さて、セレーションについては、このくらいにして、
今回ご登場いただいたのはWAのガスガンで、キンバー
LAPD SISカスタムです。

キンバーはキャストパーツを使ったM1911クローンで
有名なところで、これはロス市警のSpecial Investigation
Section(特殊部門?)向けに作られたもの、なんですが
市販もされており、またアンダーレイルの有無やサイト形状
など、いくつかバリエーションがある(ショートモデルまで
WAはラインナップしてたような)です。



最大の特徴であるセレーションは、SISの文字を再現、
という”遊びゴコロ”溢れるもの。

文字を模ったセレーション、というのは珍しい(というか
他に知らない)ですね。

と、いきなりかなりの変化球?から入りましたが、
新カテ ”セレーション”、宜しくお願いします。  

Posted by 紅い猫RRⅢ at 19:19Comments(0)セレーション