プロフィール
紅い猫RRⅢ
紅い猫RRⅢ
Akaineko RRⅢ
アクセスカウンタ
< 2021年07月 >
S M T W T F S
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 8人
過去記事
※カテゴリー別のRSSです
オーナーへメッセージ

2021年01月24日

オートマグ

きょうはセレーション特集、近代(現代というよりチョット昔)の
製造法改革がもたらした立体的セレーション復活!という
トコロを、オートマグで。



セレーションは自動装てん式の開発に伴って普及してきた
ような(過去のこのカテ参照)、なんですが、FN1900で採用
された階段状(後部が分厚い)セレーションは、その後加工が
簡単な(平面上の)溝彫り式になっていきます。

しかし!近代(WWⅡ後)になって、銃の製造方式として
ロストワックスが使われ始め、造形の自由度が高まった
(というか省力,コストダウンできた)ため、再びこのように
階段状のセレーションが復活します。



これはコクサイの金属モデルガンで、もちろんダイキャストですが、
実物は同じようにキャストした蠟の原形にシリカを塗してから溶かし
(ワックスをロスト)、出来たシリカ型にステンレス,鋼を流し込んで
複写したパーツを作ります。



マグナムオートの強力なリコイル(とハンマー)スプリングを
引く為に、この立体的なセレーションが適しており、それに
ちょうど合った新しい製造方法、というトコロまでは良かった
のですが、リコイル式+アクセレレーターの作動方式は無理が
あったのか、作動性の問題を抱え、今も再生産を目指している
そうですが、どうなってるやら、です(笑)。



オートマグを作ったAMT(いやイロイロ変遷があるんですが)は
ガバメントもロストワックスパーツで作り、ハードボーラーの
7インチなんか映画「ターミネーター」に使われ、日本でも有名
ですよね。

結局ロストワックスでも立体的セレーションは一般化してない
んですが、現在樹脂製スライドでFNが5-7をやり、H&Kは
VP9で別部品を付けて一段大きい突起を形成、と進化は
続いています。

さて、この特集も新旧両方から進めて一応繋がったんじゃあ、で、
また新しいトイガンが入手出来たらご紹介しますが、ここらで
一端完結、とさせていただこうかと。

あ、もちろんブログ自体は続けますし、またそのうち!新カテも、
と思ってますので宜しく!!  

Posted by 紅い猫RRⅢ at 17:17Comments(0)セレーション

2021年01月13日

ワルサーモデルNo.4

きょうはセレーション特集で、また少し時代を遡って
斜めセレーション、コの字溝の起源を考える、というのを。



えー、自動装てん式でバレルを覆うスライドカバーに、
その動作方向に対し垂直に鋸状の溝を切る、という
スタイルがブローニングの設計したコルト、FN製品で
始まり、後のスタンダードにまでなります。

欧州などでは20世紀初頭にこのコピーが雨後のタケノコ
状態で乱立、ここにポケットオートのきのこたけのこ戦争、
違う一大ブームが沸き起こるんですが、後にPP、PPKで
DAオートのリーディングカンパニーとなるワルサーも、
この時期に(SAしかもストライカー式ですが)自動装てん式
の開発、販売を始めます。



ワルサーの自動装てん式一号は1908年の製造開始らしく、
1910年くらいにモデルNo.1が改良?され、またモデルNo.2
からは内蔵ハンマー式に改められ、モデルNo.3では.32口径を
採用、この流れでマガジン、バレルを延長したNo.4に至ります。

モデルNo.4は順番からして1910年より後のハズ、ですが1915年
にはプロイセン政府から受注した、とも書かれてたり、なので
その間の登場でしょうね
(モデルNo.1は1908年発表、モデルNo.4の生産が1910年という
記述もあり、それなら中田の箱書きは正解かも、です)。



このNo.4のセレーション、極初期には垂直カットの鋸刃状で、
スライド下部まで切らずに途中で切り上げた、コルト/FNに近い
(コルト.32オートも極初期には同じ途中止めセレーション)
モノです。

第一次世界大戦時からは、7度傾けた幅広のコの字状で、
この画像のモデルはソレを再現しています。

ただ、それで終わらずに1922年ごろからの3rdバージョン
(後の4thバージョンも)では、角度を付けた三角溝を16本
細かく切ったカタチになるようです。



20世紀初頭のポケットオートはそれこそ町工場レベルの
トコロまであったような、で、実は他に”始祖”がいた可能性も
(そこまで調べが進んでません)、ですが、ともかくワルサーが
このように傾斜させたコの字、三角溝をWWⅡ前から採用
しており、このあと本家?FNもハイパワーで傾斜V溝を採用、
コルトはナショナルマッチで傾斜コの字溝(幅は狭いですが)
へと進んでいきます。

[参考資料;(頭にh)ttps://unblinkingeye.com/Guns/Wm4/wm4.html
(頭にh)ttps://de.wikipedia.org/wiki/Walther-Pistolen#Modell_1_bis_Modell_9]  

Posted by 紅い猫RRⅢ at 19:19Comments(0)セレーション

2020年12月20日

SF XDm

きょうはセレーション特集の新しい方から、で、
前々回の傾斜面セレーション(CZ100)に対する
解決策をSF(スプリングフィールド)XDmで。



まずスプリングフィールド、ですが、昔は米軍の銃を作る
造兵廠の名、だったのを廃止されてから取得した民間の
会社で、コイツはなんとクロアチア(HSプロダクト)が
作っていたモノ。

その販売権を取得して先代のXDのステップド(段落ち)
スライドを流行の斜め面取り(傾斜面)付きに変更、
それに応じてセレーションも途中で切る方向を変えた
”くの字”型のものを採用しています。



スライドを斜めに削ることでコンシールドキャリーに有利、
かつ体に馴染む形状とし、引き難くなる(力が上に逃げやすい)
のはセレーションの角度を途中で変えることで対処しています。



近年の流行であるスライドの斜め面取りですが、CZ100は
あえなく撃沈?ワルサーP99やステアーMA-1、ベレッタPX4
はその傾斜面の下にセレーション、SIGなんかSPシリーズは
傾斜面にセレーションで失敗?P320シリーズで側面に移動
(面取りもベレッタ同様前後で幅を変えてます)、しかしH&K
は果敢にまだ傾斜面セレーション(VP9ではFN 5-7のように
後部に突起を追加してますが)ですね。

あ、ベレッタはAPXでセレーションを斜めにしてますが、
アレでは斜め面取りの恩恵は無いんじゃ?!

ともかく、セレーションもスライド形状や他の要素に大きく
影響しており、新たなトレンドによってこのように進化が
促されている、のカモ。  

Posted by 紅い猫RRⅢ at 12:12Comments(0)セレーション

2020年12月09日

ベレッタM1934

きょうはセレーション特集の古い方、ですが
今回は1934年まで来ました(シリーズ開発は
もう少し前から、ですが)、ベレッタモデル(M)
1934でひとつ。



ベレッタはこのM1934で伊制式を得ますが、さすが
感性の高さがウリ?!のイタリアらしく、
このセレーションは一味違います。



溝の断面形状は鋸刃型(正確には底にフラットな面がある
変形鋸刃型)なんですが、ベレッタは中央部を少し凹んだ
独特のシェイプに(削って)成形しています。



通常複数の鋸刃形状の刃を円周状に配置(かつソレを
何列も並べた形)した工具をスライドの上下(下の画像だと
左右)方向に送り、同じ深さの溝を刻みます。

対して、このスライドでは横(下の画像では上)から切りたい
部分の中央に当て、工具の円弧がそのままスライドに
(つまりセレーション中央部が凹んだ形)刻まれています。



円弧、といっても工具が大きいのか凹みは1mmほど、かも
ですが、実際スライドを引いてみると効果は大きく、スライドが
スリムに感じられ、かつ引きやすい!



このあいだ入手したタナカのガスガンと(画像再使用!)。

スライドの側面幅も少し違いますが、タナカの”普通型”
セレーションと比べると、WAのはより引きやすくそして
セクシー(なんちゅうか、手になじむ)です!

ちなみに歴代モデルガンではMGC,ハドソンが単純な
鋸状(MGC後期では機械加工のような)、
CMCはなんと一本目(バレル側)だけV溝、という
凝った形、WAのABSはコの字状のセレーションです。

M1934はこのようにトイガンでも皆セレーションが違う!
という稀有な存在ですね。  

Posted by 紅い猫RRⅢ at 19:19Comments(0)セレーション

2020年11月27日

CZ100

きょうはセレーション特集の新しい側から一挺、
CzのCZ100を。



Czは”最後の鋼の拳銃”Cz75シリーズで有名ですが、
世界的なポリマーオート流行の波に乗り遅れまいと、
このCZ100をリリースします。

しかし競争の厳しいカテゴリー、Czのイメージとは違う
ジャンル、そして実際にライバルを価格的、性能的に
凌駕するものでも、だったのか、セールス的には成功
とは言い難かったような、ですね。

CzはコルトにCz75系のZ40を供給したり、と元の75系
を活かす方向に転換、コルトとは仲違い?しましたが、
Cz75系で近年P-09というポリマーフレームのモデルを
リリース、ポリマーでもハンマー式に回帰してます。



これは韓国BBトイ製と銘打たれているエアコキで、
CZ100としては貴重なトイガン!ですね。

さて、ようやくお題のセレーションなんですが、コイツは
斜めにコの字型の溝が入っており、しかも下(フレーム
に接する部分)は段違いの水平面にいくギリギリで
止められ、アール状になっています。



実物ではサイト部分の上側も同様に溝がアール状に
止められており、これはフライスで一本づつ削ったように
見えますね。

ただ、実銃画像をよく見ると、表面は艶消しなのに
溝の端はけっこう丸まっており、(フライスによる)切削
加工ならその後一度研磨してから艶消し(ブラストか
リン酸塩などの化学処理)を行ったんじゃあ?

スライド内側の溝やバレルのはまるポートなど、切削
箇所は他にもあるようなのですが、コストもかかるし
もう一つの仮説は溝ごとロストワックスで成形したのカモ!



ともかくこの途中止め?の溝、他ではM1911クローン系
などにも採用例があり、それはもう完全にNC(フライス)
加工です。

ただ、CZ100に関しては、せっかくのこの溝、あんまり
効果を発揮せず、スライドは引きにくい!のです。

これもCZ100が始めた事かも、なんですが、スライド側面を
斜めに面取り(コイツは少し段差もあります)しており、
フレーム接触面から垂直の部分にはセレーション加工が無い!
ためにココを持っても滑りやすいんです。

そして斜めの面取り部分に施されたセレーションは力を
入れると上方向に手が逃げるように滑りやすい!!
(実銃では傾斜が少なくコレよりはマシかも、ですが)。

スライド上には良くわからないパーツが追加されてますが、
ソレも特に”手がかり”の為では無さそう(ココを引っかけ
スライドを引く、とかどっかで見たような、ですが、コレも
実物も”引っかかり”は弱そう)で、ナンカ”空回ってる”感が、、、

うーん、CZ100が成功しなかったのは、価格やブランド
イメージではなく、製品としてのデキ、だったのカモ、ですね。

斜め面取りは携帯時隠しやすく体にもフィットしやすいため
近年流行しており、ワルサーP99などにも採用されてますが、
アッチはしっかり垂直部分にセレーションを切っており、
もちろん垂直部分の幅が少ない分不利ですが、欠点とは
いえないくらいの”効果”を発揮しています。

他にも斜め部分に切ったセレーションで対策を講じている
例が、あ、それは(古い方の特集や他ネタを挟んで)次回!  

Posted by 紅い猫RRⅢ at 19:19Comments(2)セレーション

2020年11月15日

トカレフTT-33

きょうはセレーション特集で、(原型が)1929年登場の
トカレフTT-33を。



ソビエト体制下でナガンリボルバーに替わる新型
(当時、ね!)拳銃開発トライアルで選ばれた
トゥーラ造兵廠トカレフ設計のこのモデルは、1929年
に原型が作られ、1930年型自動拳銃(TT-30)として
採用、小改良されTT-33となり、1953年に生産を終了
したようです(TT-30/33とかの呼び名は後世命名された、
とか)。

あ、画像は今回ハドソンのモデルガンです。



安全装置を廃しているため、”究極の省力化”設計、
と思われていたり、ですが、グリップパネルの取り付け
にネジを使わない方式(FNの真似、ですが)を採用
したり、ハンマー/シア機構をユニット化してフレームに
組み込んだり、と手間のかかる事をやっており、
スライドのセレーションも細い溝と幅広の溝を
組み合わせ、かつ幅広溝は下部を途中で止める!
など非常に凝った形となっています。



この特異なセレーションは(手袋を外せない)極寒の
地で操作性を高めるためらしく、セフティを廃したのも
同様に凍結する小部品を減らす為だったのではないか
と思われます。

ハンマーメカのユニット化も、基本機構をコピーした
ブローニング設計のコルト/FNのオートが持つグリップ
セフティを廃し、フレーム後方に穴を開けない構造に
したかったからかも知れません。



ハドソンのコイツは金型成形ですが、実物は細い
アール状の溝を切る工具(たぶん複数の溝を一度に
加工できる)を一度スライドに当て溝を切った後
(前後の工程は逆かも、ですが)、今度は幅広
アール溝を切る工具を途中まで送ったところで止め、
このセレーション形状を作ったんじゃ、です。

どちらもアール状の溝なのは角型の幅広だと
角にゴミが溜まりやすいから、かもで、いや現代では
それが一般化してるんですが(笑)。

そして幅広溝を途中で止めたのはフレームとの
接触面に溝があるとゴミが溜まりやすく動作を
邪魔するのを避け、かつスライド内側のフレームと
かみ合う溝との干渉(穴が開くか、そこまでいかなくても
薄くなる)を避けるためで、これはコルトM1903の
極初期型が溝を途中で止めてる(溝自体はアール
でなく台形型)のと同じ理由、そして幅(と深さ)の違う
溝を組み合わせたのは、単一幅のアール溝だけでは
滑りやすかったのかも、です。

後期型や同盟(支配?)国で生産されたモノでは鋸型の
溝に改められていたり、セフティも追加されているので、
やはりTT-33は”極寒地スペシャル”としてわざわざ
手間のかかる加工をイロイロ試行錯誤しながら
選んだんじゃ、ですね。  

Posted by 紅い猫RRⅢ at 12:26Comments(4)セレーション

2020年11月04日

ルガー KP85

きょうはセレーション特集で、とうとうスライドの
セレーションを止めちゃった!という(セレーション
というよりセレーション無し?)例を。



スタームルガーは戦後(WWⅡの後)創設、思い切った
生産方式による低コストで、急速に伸びたメーカーです。

最初は22口径のピストル、続いてSAAタイプのリボルバーで
成功しますが、1980年代になって、(当時の)米軍次期
制式拳銃トライアルに向けて、同社が開発したのがこの
P85シリーズ(KPはステンレススライド版)。



これはマルイの旧エアコキで、現在はトライアル時のような
刻印になってますが、見ての通りスライドにセレーションが
刻まれていません!



スライドにはアンビのセフティが付いており、この部分を
”滑り止め”にすれば「別にセレーションは要らないんじゃね?」
という、合理主義のスタームルガーらしい?発想ですが、
誤動作を防ぐためかディスコネクター部兼用(これも
合理主義?)でトリガーの関連を断つためかセフティレバーは
大きく、確かにその前に溝を刻んだところであんまり影響
ないような、ですね。



スライドにセレーションは省略してますが、セフティレバー、
スライドストップには階段状の横溝が刻まれ(キャストかも)
ており、決して”滑り止め溝”そのものを廃そう、とまでは
考えていなかったようです。

そして、このセレーション廃止、という思い切ったスタイルは
(案の定?)波及せず、スタームルガー自身も後継機
(セフティを廃したP89DAOあたりから)でセレーションが
復活、今ではセフティがフレーム側に異動したこともあり、
全てセレーション付きスライドになってしまってるような、、、

だいたいグリップから”横溝”スタイルだし、ある方向の
滑り止め効果があって、それに直角方向は滑り、
掃除もしやすい、と、やっぱりセレーションは銃器に向いた
加工なのかも。  

Posted by 紅い猫RRⅢ at 19:19Comments(4)セレーション

2020年10月23日

南部式自動拳銃大型乙

きょうはセレーション特集の古い方から、で、
日本の南部式自動拳銃をCAW/MULEの
モデルガンで。



南部式は20世紀初めに開発、制式採用前に個人調達
の形で実戦投入され、これは海軍の制式を再現している
ようですが、”陸式”の刻印が入ってます。



左右非対象とはいえボルトはストレートに(ショートリコイル
ですが)後退、メカ的にはそんなに難しいモノではない
のですが、複雑な曲線のグリップ形状など、やはり自動装てん式
初期の作品ですね。



コッキングピースの溝は鋸状ではなく、単なる三角ですが、
コッキングピース自体が半分アール状、という手間のかかる
シロモノです。

ココは前期型だと樽状だったそうで、モーゼルミリタリーを
かなり参考にしていたような、ですね。



そしてボルト後部には、三八式歩兵銃にも採用されている
南部のトレードマーク?変形ひし型チェッカーが刻まれています。
時期的には南部式が1902年から、三八式は1905年採用なので、
この拳銃の方が先にこの加工を採用していたハズ。



以前この加工方法について考察したことがありますが、
ワークを斜めにセットし、刃物をワークの中心付近を通る軌跡で
回し、一回溝を切ったら少しワークを回転させてまた切る、という
方法でやったようで、他では(日本の九九式は引き継いだが
十四年式では止めた)見られない形です。

形状的にはセレーションではなくてチェッカーの一種、
でしょうがともかく20世紀初頭は”滑り止め”にも凝っていた、
という事で。  

Posted by 紅い猫RRⅢ at 19:19Comments(0)セレーション

2020年10月11日

シューイカスタム

きょうはセレーションの新しいヤツ特集のほうで、
KSCのG17ゴールドメダルを。



コレはこのあいだ中古入手したものですが、
実物はジーン・シューイが手がけたカスタムですね。



鋭く切り込まれた溝が特徴ですが、スライド後部のセレーション
には、特に4本溝が追加され、元の浅い縦溝と組み合わせる
ことで(溝の角が良く指に当たって)”滑り止め”の効果を
増しています。



そしてスライド前方は、元々縦溝(セレーション)が無いので、
縦にアール状の深い溝を彫っています。



この加工、(手持ちの刃で、少し大きいのですが)下の画像の
ように、刃の側面を当てて切るという、刃が折れやすいことを
やっています。

削られた溝には、斜めに跡が残っているのでKSCでも同じ
加工法かと思いますが、実物は鋼!折れないようゆっくり
少しずつ削ったんじゃあ、ですよね。



刃物に限らず、ですが、曲げ方向より圧縮/引張方向の
力に対して強い(変形しにくい)ものなので、セオリーとしては
先端が球状(ボールポイント)の刃を使い、刃物軸を90度
変え(もしくはスライドを横置きにして)削れば早く綺麗に
(刃物がビビって波状の跡が付き難い)削れるのですが、
たぶんシューイさんとしては端のラインが円形ではダメ
(横溝と会うのが美的センスに合致した)だったのでしょう。

もちろん深い溝で滑らずガッチリ食いつきますが、
そこまでしなくても、な拘りのセレーション、ですね。  

Posted by 紅い猫RRⅢ at 11:11Comments(8)セレーション

2020年09月30日

ルガーP08

きょうはセレーション特集の初期から追っている側、
20世紀始めのルガーP08を。



P08は以前ご紹介したボーチャードを元に、G・ルガーが
改良、小型化したもので、装填のためトグルを引くトコロが、
ライフルのように突き出したハンドル?からジョイント支点部
を両側から挟むようにつかむ形に改められています。



そのため、このトグルジョイント部には側面にチェッカー、
円周部にはグルーブ(横溝)が刻まれ、更に角はアール状に
面取りされたうえに円周部のグルーブが回りこんだような、
放射状の溝まで刻まれています
(上の2枚の画像はいずれもタナカ ガスガン6インチ)。

もちろん、トイガンはダイキャストで金型成形なんですが、
実物はローレットのような転造(型押し)なんじゃあ、で、
だとすると側面はまあ横からスタンプでできるとして、
円周部と角(丸いですが)はどうやったのか?

実銃画像(Gunプロ別冊「マスターピースピストル」など)
をつぶさに観察?していると、円周部のグルーブの端が少し
かすれたように浅くなっているものがあり、どうやらココも
転造で、型を円周に沿って(途中で止めてますが)
グルッと回しながら押し付け、溝を成形しているようです。

それでは角は?
多くの個体では円周部の溝と角の溝が合っており、
すると一緒に成形されたのか?とも思いますが、そうすると
押し付ける金型がフランジのように端が広がっている
ことになります。

しかし型と材料、共に円形だとかなり無理があり、
こんな綺麗な溝が成形できないんじゃあ、、、
いや型が平板状でも難しいですよね。

側面部からソケット状の型を押し込んで成形、というのも
考えられますが、その型を作るのがたぶん大変面倒で、
円周部の外形公差を問われますし、(円周部の)溝切りも
上手くいきそうになく、なにより上の通り、端がかすれるより
(差し込んでいく)奥が甘くなりそう!

更に資料をみていくと、後期のモーゼル製やクリーグホフ
の個体で、円周部と角の溝が一致してない画像を
発見!
ようやく謎が解けました。

円周部はロール工具で成形、角は別の工具で(恐らく
側面側から)成形し、昔はソレをわざわざ一致するよう
気を遣って(もしくは型になんらかのガイドを付けて)
成形していたようです。

もちろん複数の加工法が変遷しながら、もしくは製造場所
ごとに変えた可能性もありますが、戦前のP08が「よくも
コンナの量産したな」といわれるほどだったのが、この
滑り止めひとつとっても伺えるかと。

DWM解体後の後期には、コスト削減や省力化もあり、
このような面倒臭い作業は簡略化され、溝が一致しない
個体が出来たのでは?



ここらでトイガンのセレーション?部を見ていきましょう。
ご登場願ったのは左からMGC(モデルガン)、タナカ
(ガスガン)、マルシン(モデルガン)です。

ちょうど、4,6,8インチ全て違う銃身長のものです。



MGCは溝が粗い(ピッチが大きめ)ですが、各社共
円周部と角の溝は一致し、まるで一本づつトグルを回しながら
角まで切ったような見事な溝を再現しています
(上の画像、今度は左からマルシン、タナカ、MGC)。

このような凝った溝形状、トグルジョイントから複雑過ぎて
流行らなかったこともあり、他ではあまりみられませんね。

戦後米国で作られたルガーのコピーなどは、ロストワックス
らしきトグルでチェッカーの凹凸が逆!というようなシロモノ
まで登場します。

現在でもCNCで複雑なセレーションを刻むのが流行?
してますが、たかが滑り止め、でも外観上気になるポイント、
昔は昔でココにたいへんな手間をかけてたんじゃあ、ですね。  

Posted by 紅い猫RRⅢ at 19:19Comments(0)セレーション

2020年09月18日

Five-seveN

きょうはセレーション特集の新しい方から、で、
FNのFive-seveN(5-7)を。



今回ご登場頂いたのはマルイのガスガンですが、
コレ、実物でもスライドまでポリマーらしく、セレーションも
型成形で後部が盛り上がった(まあ金型を彫って
いるんですが)カタチです。



くしくもここで取り上げたFNのM1900が段階的にでは
ありますが後部が分厚く、セレーションとしては先祖返り?



切削加工で突起部を成形するなら周りを全て
削り落とさなければならなかったし、型鍛造でも
仕上げの研磨が面倒、かな?

ただ盛り上げた後部より前には、ちゃんと?溝も
成形されており、従来の拳銃からの”違和感”を
生じないよう配慮されています。

まあ突起を3つ4つ並べると、もうスライドの幅が広く
なってる!ことになり、かさばって使いにくくなる、
のに配慮してるのかも、ですが。



プラスチックのスライドは、軽量化とコストダウンの
ためなのかも、ですが、造形の自由度を利用した
セレーションは”未来的”で”先進性”をアピールする
外観上の大きな要素としても役立っているような。  

Posted by 紅い猫RRⅢ at 18:18Comments(2)セレーション

2020年09月06日

コルト M1903

きょうはセレーション特集、ようやく真打ち登場!
の垂直カット鋸刃形状!! コルトM1903(.32ポケット)を。



コルトは1900年から米軍の制式を狙って自動装てん式
を発表しますが、当初は溝の上下を切り上げ(削らない)たり、
チェッカー(格子状)だったり、と迷走、ようやく1903年に
鋸刃状の溝をスライドに対し垂直に何本も切る形に
落ち着きます。

コルトの大型はまだ成功とはいかなかったのですが、
.32口径のポケット、とりわけハンマーレス(実は内蔵で
ハンマーはあります)がヒット、同じブローニング設計の
FN1903も同形状のセレーションを採用し、後のM1910
が大ヒット、それからコルトもM1911で米軍制式となり、
このセレーションは正に”一世を風靡”します
(コルト.32ハンマーレスの初期には、鋸状でない溝が
下まで切らずに止められていましたが、程なくこの形状に
なったようです)。



画像はMGCのモデルガンにZEKEのグリップを装着
したものです。

コルトはコレを38口径化したM1908、同じく1908年に
出した25口径版なども同じセレーションでバリエーション
展開、ワルサーなんかもPP,PPKあたりでは同じ
セレーション形状、更にコピー品まで含めると夥しい数
になるハズ!



そしてこの溝加工、以前は一本ずつ切っていたのカモ、
なんですが、この頃からどうもスライド片側分一気加工!
する工具(鋸状の刃が付いた円筒状)が出来たようで、
上下の切り上げをやってる場合も同じ高さに揃ってるし、
(剛性の低い樹脂トイガンでも良くある)波打っちゃった
場合も(その波が)皆揃ってるし、更にハスクバーナが
FNのライセンス生産(M1903)したモノでは、初めと
終わりだけ鋸刃を止め単なる溝にしているようなのが
見つかります(コレを一本づつ切るなら、両端の2本だけ
工具を変える手間が)。



ただ、FNはハイパワーで改良してくるし、コルトも戦後
ナショナルマッチで、ってそれらはまた!  

Posted by 紅い猫RRⅢ at 12:12Comments(4)セレーション

2020年08月26日

M&P9

きょうはセレーション特集で、今回は現代モノ、
S&WのM&P(ミリタリー&ポリス)9を。



これはマルイのガスBLKで、S&Wとしてはグロックの
コピーで訴えられたシグマ、ワルサーと組んだSW99に
続くポリマーオートですね。



S&Wとしては、少しでも独自色を出したいためか、
M945で採用し好評だったスケイルドセレーションを
少し変更して採用しています。

M945は斜めにセット(多軸制御)された刃の軌跡が
重なるのですが、M&Pでは少し刃を前後させながら
上下移動したようで、ウロコ(円弧)というより波状!
になってます。



この方が手に優しい(いや、痛くない程度に角を面取り
してると思いますが)カタチ、なので正常進化、とも
言えるのですが、こうなると手間がかかる割に”普通の”
斜めセレーションに近い、というジレンマが!

まあ、ストレートだと溝方向には滑る、という欠点を
補う意味はありそうですが、滑り止め効果と手が痛く
ならない、という相反する要素に工業技術(コスト)も
含めてナカナカ難しいトコロ、おまけにコイツは企業
イメージと装飾性まで、と最近のセレーションは
”求められるものが多い”ですね!  

Posted by 紅い猫RRⅢ at 19:19Comments(0)セレーション

2020年08月14日

FN M1900

きょうはセレーション特集で、時代を遡る事
120年! J・ブローニングが設計し、FNが
送り出した世界初の小型自動装てん式、
M1900を。



これは頑住吉氏のガレキですが、モデルガン形式
でスライドも可動します。



そのセレーションも、リアルに再現されていますが、
セレーション部が末広がり(後部が大きなテーパー状)
となっており、溝だけでなくその形状が効いています。



セレーション自体は後年一般化する、鋭角のノコギリ形状
ですが、スライドが下部をフレーム内に納める(バレルも
リコイルスプリングの下!)ため、面積が小さいことも、
”コッキングピース”化した一因ですね。

コレ、階段状に成型した刃物を作るか、一溝ずつ高さを
変え乍ら切るか、ですが、どうも後者の加工法だったんじゃ、
で、10年後の改良型?M1910では、平面状のスライドに
同じノコギリ形状の溝が切られるように、おっと、
このあたりはまた(他ネタ、新しい型も挟んで)。



M1900は一説によると100万(10年で72万)挺!も売れた
ベストセラーで、某国でちょっと前までコピー生産されていた
ような、という世界的に一般化した製品ですが、セレーション
としては、”まだまだ”世界標準には(いや形状的滑り止めも
後にイロイロ出てくるのですが)、ですね。  

Posted by 紅い猫RRⅢ at 19:19Comments(12)セレーション

2020年08月02日

S&W M945

きょうはセレーション特集で、これも
現代のCNCマシンが可能にしたS&W
パフォーマンスセンター(PC)M945の
スケイルドセレーションを。



S&WはM39シリーズで大型?オートに参入
しますが、コルトのガバメント相手に苦戦、更に
SIG、ベレッタ、H&Kにグロックなどオートを
得意とする欧州勢の米国進出により、激しい
競争に飲み込まれていきます。



ライバル達もそうですが、S&Wも市場のニーズ、
つまり売れ筋のガバメントのクローンを考え、
同社のM39系のスライドにシングルアクションで
グリップセフティを持つM945を作ります
(画像はKSCのガスガン)。



しかし、ただマネをするだけでは、と、
PCの加工技術を活かし、魚のウロコのような
スケイルドセレーションを入れたり(普通のセレーション
も有り)、コンパクトに各種リアサイトなどオーダーメイドで
バリエーション展開、これが高い工作精度と相まって
好評を獲得、S&W復活の一翼を担ったような、ですね。

現在は全くM1911クローンであるSW1911を始めた
こともあり、M39系の面影を残すM945シリーズは
終わったようですが、このスケイルドセレーションは
少し形を変え、S&Wの”アイデンティティー”として続いて、
あ、そこらへんはまた(他ネタや古いのも挟んでから)、ね!  

Posted by 紅い猫RRⅢ at 12:12Comments(2)セレーション

2020年07月22日

モーゼルミリタリー

きょうはセレーション特集で、以前のボーチャードに続く
古典的オートピストル(カービン?)モーゼルミリタリーを。



今回ご登場いただいたのはハドソンのM1930という
モデルガンで、元のC96(1896年型)とは少し違うのですが、
コッキングピースに縦溝、というトコロは同じです。



しかしバレルエクステンション(アッパーレシーバー)後部から
ちょこっと張り出した形のコッキングピースは、上から見ると
アールが付いており、セレーション加工も難しい(ワークか
刃物の台をアール状に回して一本ずつ切るか、アール状で
溝を付けた刃物で一発!加工するか)ですよね。



モーゼルミリタリーでは(コイツは一部カスタムしてますが、
まあ大方)、ハンマーやセフティも同様のセレーションで、
これらはパーツの回転芯部分に穴が開いてたりするので、
ソコをガイドにパーツを回したんじゃあ、とか思うのですが
(逆に全ての溝を一発で削る回転式工具、はちょっと
思いつかない)、
モデルガンでは金型成形で解決!してるため、実銃の加工法
までは推察しにくいです(笑)。

ともかく、以前のボーチャードよりセレーションの役割が近代の
ソレ(パーツを手で引くための滑り止め)に近づいてますね。  

Posted by 紅い猫RRⅢ at 19:19Comments(0)セレーション

2020年07月10日

STIカスタムショップLTD4.3

きょうはセレーション特集で、
最近の多軸自動加工機が可能にした
セイバーツゥースセレーションを持つ、
STI カスタムショップリミテッド4.3を。



STIはポリマーと金属のハイブリッドフレームを使い、
複列弾倉の1911クローンを作った”その分野”の先駆者で、
基本は競技用なのですが、ユーザーの好みに応じた
カスタムを作っています。

この4.3(バレル長)は、純粋な競技向けというより、
競技用のポテンシャルを活かしたキャリー(携帯用)モデル、
というカンジですね。



パートリッジのFサイトに調整式のボーマー、延長された
サムセフティにビーバータイプのグリップセフティなど、
基本的なパーツは同社のエッジ5.1などと同じで、
スライド、バレルを少し短くして携帯性を上げています。



セレーションは円弧状に回転する刃物の軸を傾けて当て、
ソレを一定の幅でずらして切った後、今度は逆に傾けて
同様に加工、という自動機でなければやりたくない!
手間のかかるものを採用しています。



この加工、中央部が両刃の剣のように見えることから
セイバーツゥース、なのでしょうが、御覧のようにKSCは
”スライドが千切れそうなほど”深い溝を実物同様の
機械加工で再現しており、美しくかつかなりお得感のある
限定生産品です。

KSCでは、5.1インチモデルもやっており、またマルイでも
(型成形のようですが)セイバーツゥースのモデルを
作ってましたね。

ただ、他機種ではこれだけ深い溝加工が出来ないのか、
またSTI以外この手間のかかる加工を敢えてやらないのか?
他には見かけないような。  

Posted by 紅い猫RRⅢ at 19:19Comments(0)セレーション

2020年06月28日

S&W ミリタリー&ポリス

きょうはセレーション探求の旅?で、
リボルバーにセレーションが使われ始めたのは
いつか??を考える回を。



えー、リボルバー(回転式拳銃)は19世紀から
連発式けん銃の花形、として大流行したんですが、
コルトのパーカッション式などを見てみると、
どうもハンマーなどの滑り止めはチェッカーばかり、
のようで、”指がかり”としてセレーションが使われ始める
のは20世紀になってから、なんじゃあ、です。



今回引っ張り出してきたS&Wのミリタリー&ポリスは
モデル1905とも言われる20世紀初頭の型(画像は
HWSのモデルガン 2インチモデル)、なんですが、
トリガーにセレーションが入っています。



しかし、海外の実物画像を見ると、モデル1905でも当初は
スムーズトリガーで、第二次大戦前にセレーションが
入るようになったんじゃあ、です
(追記;〇ィキペディアによると、1915年からセレーション入りも
生産、となっています)。



トリガーは単一のアールではなく、上部が膨らむような
形状ですが、どうやってそれに沿って溝を入れたのか?

こればっかりは当時の職人の証言とか、工場の写真でも
出て来ないと分からないカモ、ですが、
一つの仮説は”倣い加工”で、曲線を描きながら動く
(たぶん当時は専用)機械を使い、これまた専用の
複数の溝を一度に削る回転工具(刃)で切ったかと。

もうひとつは、”転造”です。
これは溝形の工具を部品に押し付け、その溝を
転写する方法で、現在では”ねじ”の溝成形によく
用いられています。

トリガーのセレーションは、指が切れるほど鋭くない
ように加工されているので、転造が有力かな、と
思いますが、すると溝の前に主要部品も(こちらは
熱間の鍛造ですが)型成形になってから、でしょうね。

リボルバーは戦後、上部の反射防止にグリップ部の
滑り止め、更にラッチにも、と広くセレーション(グルーブ)
が使われますが、どうも最初はこのトリガーあたりから、
かと思ってるんですが。  

Posted by 紅い猫RRⅢ at 12:12Comments(6)セレーション

2020年06月12日

セブロM-5

きょうはセレーション特集第3回、
今回は未来からセブロ M-5を。



セブロ M-5は士郎正宗原作のTVアニメ「攻殻機動隊S.A.C.」
シリーズに登場する架空銃で、ロータリーバレル式の閉鎖機構、
5.45×18mm弾を19発!も装填できるマガジンを備え、
公安9課の制式装備、という設定です。

セブロはこのM-5以外にアサルトライフルなども手掛ける総合
銃器メーカーで、「アップルシード」など同じ原作者の他作品
にも製品が登場するようです。



SF銃らしく?曲線が多用されたグリップ、大きく伸ばされた
トリガーガードなどが目立ちますが、セレーションも3つの円形!
という実銃では見かけないスタイルです(画像は大日本技研の
ガレキ)。



この拳銃の起源?については以前別ブログで考察している
のですが、Cz75、ベレッタ クーガー、ベクターCP1、ワルサー
P99、FN 5-7など、多くの要素をミックスさせてるカンジですね。



実在(をコピーしたトイガン)のベクターCP1。
グリップ周りは少し似てますが、全体に丸っこく、
マガジンキャッチやリアサイトなど、コチラの方が未来的かも、
というくらい前衛的!

しかしセレーション自体は斜めに入っているものの直線の
彫り込みで、やはりM-5のドット柄に”未来感”では負けてる
カモ。



最後に現代のコンパクトオート、SIG P228(画像 左)と。
P228は特に目新しい要素のない無難な製品かも、ですが、
長いフィンガーレストをトリガーガードに付け、スライドに
円形のセレーションを入れたら、”未来銃”になりそうです。

逆に、M-5のトリガーガードを切り詰め、普通のセレーション
を切ったら、全く未来を感じない”無国籍”オートになるんじゃあ、
ですよね。

近年、変わったセレーションを施すメーカーが増えていますが、
それは、機能よりもこのM-5のように”目新しさ”を求めている
ような、で、もしかするとこの”ドット調”デザインも、もうすぐ
製品化されてくるかも!  

Posted by 紅い猫RRⅢ at 19:19Comments(0)セレーション

2020年05月31日

ボーチャード

きょうはセレーション研究会その2、で、
自動装てん式の始祖、ボーチャードピストルを。



えーっと、工作技術の進化と相まって銃は連発、
自動化してゆくんですが、初期の工業生産品である
コルトなどのリボルバーでは、滑り止めはどうやら手彫り
のチェッカーが使われ、一方方向に溝が並ぶ、という
形式はどうもこの自動装てん式あたりからなんじゃ?
です。



ボーチャードは1893年の開発で、そのあとのルガーP08も
手工業的な職人の手作業が多かったようなので、当然
自動機で勝手に溝切ったり、はできませんが、どうもこの頃
送りは手動で、汎用フライスも未だでしょうが機械で溝を彫る、
という工程をやり始めたんじゃ、です。

トップカットのセフティ(マガジンキャッチ後方のパーツ)には、
等間隔で深く垂直な溝が切られており、これは正に”セレーション”
ですよね!
(画像はHWSのモデルガン)。



しかしマガジンキャッチの方はチェッカーで、これはしばらく
”伝統”になったのか、作りやすい(曲面ではない)せいか
他機種でもしばらくチェッカーだったりします。



何より後に”セレーション”が主流になる機関部のコッキングは、
横に張り出した球状のハンドルを使うという、、、

まあ後世の”答え”を知ってるからアレですが、でもライフルでは
ボルトハンドルが付くのはまだ普通、自動式でもコッキングピースは
ハンドル張り出してる機種が結構いますよね
(あ、1893年以前でセレーションが使われている銃の情報が
有りましたらご一報宜しく、です)。  

Posted by 紅い猫RRⅢ at 12:12Comments(2)セレーション

2020年05月22日

キンバー LAPD SIS

皆様こんばんは。
きょうは新企画(カテゴリー)で、”セレーション”
特集の第一回を。



まず、セレーション(セレイション serration)について、
なんですが、辞書だと「鋸歯状(きょしじょう)のこと」
とされており、切削工具の刃先や動力を伝達する軸と
フランジの溝などが例示されています。

ナイフでは波打ったような(アールをつなげた)刃の形状を
セレーションと呼んでたりしますね。

ガン関係では、まず自動装てん式けん銃のスライドを
引く部分の溝を指すのでは、ですね。

これは初期(今も続いているものも、ですが)には正に
鋸歯状断面の溝を彫っていたこと、溝と直交する
方向に”滑らない”ための加工、ということでセレーション
と呼ばれだしたのかも、です。

同じ溝(グルーブ)でも、軸に旋盤で入れる(鋸状でない)
ものなどは、回転方向のすべり防止にはならないので
セレーションとは呼ばないんじゃ、です。

ただ、スライド以外でも各種レバー類で指が滑らないよう
切ってある溝は、やはりセレーションかと(ココで扱う予定)。



さて、セレーションについては、このくらいにして、
今回ご登場いただいたのはWAのガスガンで、キンバー
LAPD SISカスタムです。

キンバーはキャストパーツを使ったM1911クローンで
有名なところで、これはロス市警のSpecial Investigation
Section(特殊部門?)向けに作られたもの、なんですが
市販もされており、またアンダーレイルの有無やサイト形状
など、いくつかバリエーションがある(ショートモデルまで
WAはラインナップしてたような)です。



最大の特徴であるセレーションは、SISの文字を再現、
という”遊びゴコロ”溢れるもの。

文字を模ったセレーション、というのは珍しい(というか
他に知らない)ですね。

と、いきなりかなりの変化球?から入りましたが、
新カテ ”セレーション”、宜しくお願いします。  

Posted by 紅い猫RRⅢ at 19:19Comments(0)セレーション